法被の種類【短法被・長法被・袖なし法被】

法被とは、日本の伝統衣装の1つであり、現在ではお祭りやイベントなどで着用することが一般的です。

お祭りやイベントなどの際、集団で法被を着用することで、統一感が生まれたり、連帯意識を高めたりする効果が期待されます。
見た目も派手で色鮮やかなものが多く、山車を引いたり、神輿を担いだりする人が着ていれば、見る人を楽しませることでしょう。
老若男女問わず着用することができる法被は、地域のお祭りなどでも欠かせない存在になっています。

現代では普段着として着用する機会の少ない法被ですが、法被にも種類があります。
法被の裾の長さ、袖の有無で印象は大きく変わります。

どの法被を選んだら良いか迷わないためにも、それぞれの法被の特徴を紹介したいと思います。

目次
  1. 法被のサイズについて
  2. 法被はメーカーによってサイズが異なる
  3. 法被のサイズを選ぶ時のポイント
  4. まとめ

短法被

短法被のイメージ

一般的に法被と言えば、短法被を指します。
法被と聞いて多くの人が思い浮かべるのは、おそらくこの法被でしょう。
また、この法被は、主にお祭りなどで着用されていることから、祭り法被と呼ぶこともあります。

短法被は名前の通り長法被よりも丈が短く、お尻が隠れる程度の長さです。
丈が短いことで、動きやすいという特徴があるため、カジュアルなイベントにもオススメです。
もちろん伝統的な祭事にも幅広く使われており、最もポピュラーな形でもあります。
どんなシーンでも活躍するのが、この短法被なのです。
短法被の丈の長さは、およそ80cm〜100cm。

どの法被を購入するか迷ったのであれば、この短法被はあらゆる場面で活躍することでしょう。

現在では、お祭りやイベント以外にもさまざまなシーンで法被は着用されています。集団で着ることで一体感が生まれるため、盛り上げ役としても一役買っているのです。
お店での売り子、体育祭や学園祭などの学校行事、スポーツイベントでの応援衣装、アーティストのライブ衣装など。
昔ながらのお祭りだけではなく、子どもや若者が主役のシーンにも選ばれるようになってきています。
練習などしなくても簡単に着脱でき、性別や年齢や体型を選ばずに誰でも気軽に着ることができます。
そういった伝統的な衣装でありながら、カジュアルに取り入れることができる点も法被の魅力なのではないでしょうか。

色やデザインなども自由です。手軽にオーダーメイドで作成することもできるため、オリジナリティを出すことも簡単です。
最近では、和柄のものや刺繍が入っているもの、推しの顔をプリントしたものなど、そのデザインは用途によって多岐に渡ります。

当店で取り扱っている法被もこういった通常の法被にあてはまります。

長法被

長法被のイメージ

先ほどの短法被と比較して、着丈が長いものを長法被(ながはっぴ)と呼びます。最近では、ロング法被とも呼ばれているようです。
長法被の丈の長さは、およそ100~120cmで、ひざ下くらいまであるのが特徴です。

長法被は、丈が長いことでより威厳を感じられるデザインになっており、伝統的な祭事に多く用いられています。
お祭りの中でもリーダー役の方のみが長法被を着用して、一見してわかりやすいように区別をする場合もあります。
また、長法被は、元々大工の棟梁が着用していたことから、威厳を出したいと考える年配の方に特に好まれている傾向にあります。

有名な「よさこい祭り」や「よさこいソーラン祭り」でも着用されており、丈の長い長法被で大きく踊ることで、より一層力強い姿を魅せることができると言えるでしょう。

レンタルや既製品を販売しているお店もありますが、よりオリジナリティを求め、手づくりすることも多いです。

当店の場合、オーダーメイドでの制作として承っております。

袖なし法被

袖なし法被のイメージ

袖なし法被とは、その名の通り袖部分がない法被のことです。既製品では取り扱いが少ないため、購入を希望する場合は、オーダーメイドで作成することが多いです。
現在では、お祭りや和太鼓演奏はもちろん、近年人気の総踊りに用いられています。

袖がないということで、活用シーンが限定される面もあります。
伝統的な祭事ではあまり見かけないでしょう。
とはいえ、袖がないというメリットも多くあります。
肩まわりの機動性に長け、裾の動きがより強調されるため、印象的でダイナミックな動きがより一層映えます。
腕を大きく動かす和太鼓演奏にも最適と言えるでしょう。
また、袖がないことで、幼い子どもたちにとっては動きやすく、袖口を引っ掛ける可能性を最小限に抑えることができます。

アクティブな動きが求められるシーンで、袖なし法被は大活躍しています。

当店の場合、こちらもオーダーメイドでの制作として承っております。

まとめ

いくつかの種類のある法被ですが、用途によって使い分けることが大切です。
それぞれの特徴を知り、目的に合った形を選びましょう。
どれを購入するか迷った場合は、最も一般的である短法被がオススメです。

法被ファクトリー 法被通販専門店
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